自宅やオフィスでネット回線を使用する際には、lanケーブルを使うのが一般的です。他にも無線で利用することも可能ですが、lanケーブルのほうが安価で簡単に使用できるメリットがあります。このケーブルにはいくつかの種類と形状があり、フラット、スリム、ノーマルタイプから選べます。ノーマルタイプは従来通りの太いケーブルになっており、中の導線が太いことから長い距離の配線でも不便を感じることなく使えるメリットがあります。
一方で、柔軟に曲げることには向いていないのも特徴でしょう。そしてスリムケーブルは、従来型より細いので曲げやすく柔軟な使い方ができます。ただし、ノーマルケーブルのように長い距離の配線には適していないこと、ケーブルの強度が多少弱めであると考えて構いません。さらに、フラットタイプのlanケーブルは、厚さが1~2ミリメートル程度なので、カーペットの下を通した配線でも違和感なく使用できるメリットを持っています。
フラットケーブルと同じく、長い距離の配線に向いていないことや、薄いケーブルの形状から耐久性はノーマルケーブルよりも低めです。部屋の中で配線するときは、ハブからパソコンまでの距離を考え、どのケーブルの特性を生かせばよいのかを始めに決めておくと無駄がありません。通信速度や安定性にはとにかくこだわりたいなら、ノーマルタイプが良いでしょうし、部屋のレイアウトに影響せずスタイリッシュに使用したいなら、スリムタイプやフラットタイプのlanケーブルを選ぶなど形状の使い分けができます。