配線ダクトは制御盤の中の機器などの配線を固定したり整理したりするのに適しています。側面に線を通すための穴が開けられていたり、上蓋をスライドすることが出来る構造になっているものもあり、そういったものを選ぶと非常に便利です。そして、配線ダクトに使われる材質には色々なものがありますが硬質の塩化ビニールを利用したものは、絶縁性に優れていて漏電などのリスクに備えることが出来ます。また硬質塩化ビニールの素材は熱が加わっても燃えにくい性質があるため火事が引き起こされるリスクも抑えることが可能です。
高温にも耐えうる性質があるため様々な機器の配線に利用しても安心出来ます。しかも配線ダクトは制御盤の中の機器に簡単に取り付けることが出来て、なおかつしっかりと固定させることができるため、抜け落ちたりするような心配もありません。そして接合している面が非常に滑らかになっているので、安全に利用することが出来ます。側面に開けられている穴の大きさは使い道に応じて様々な大きさの配線ダクトが用意されていて、様々な種類の機器から伸びる色々な太さのコードを効率的に固定したり整理したりすることが出来るようになっています。
作業場に配線が剥き出しになっていないことによって、作業員が配線コードに足を引っ掛けて転んでしまうようなトラブルを避けることが可能です。機器から伸びる配線が配線ダクトで保護されることによって強い力で引っ張られることもなくなるので、故障するリスクも抑えることが出来ます。